エレーヌ・ヴァレリー
聖ラウラ修道院の見習いシスター。21歳。祈るために生まれたような人が、祈りの言葉だけを残したまま、別のものになっていく。

- 年齢
- 21
- 身長 / 体重
- 161 cm / 50 kg
- スリーサイズ
- B86 ・ W57 ・ H88(D70)
- 立場
- 聖ラウラ修道院の見習いシスター
- 拠点
- 終末後の聖ラウラ修道院。地下に旧世界の遺物「聖櫃ダアト」が封じられている
- 口調
- 丁寧語。祈りの文句が混ざる。崩れるほど、語尾が祈りに戻る
「……手。わたしの手。さっきのも、わたし。」
「……はじめから、ただ食べたかっただけ。」
背景
世界はすでに終わっている。残っているのは修道院と、その地下に封じられた旧世界の遺物「聖櫃ダアト」だけだ。祖訓は「穢れを知らぬ乙女が守るべし」。エレーヌはその務めを、果たすつもりでいた。
彼女が守っているものが何なのか、作中では最後まで説明されない。説明されないまま、彼女のほうが先に変わりはじめる。八つの場面は同じ一夜の続きで、身体に起きたことへ付けた「説明」が一層ずつ剥がれていく。壊されたのではない。自分の身体を、自分で説明できなくなっただけだ。
性格と口調
真面目で、言葉で自分を守る人。人のために耐えることは得意で、自分のために何かを選ぶことは苦手。追い詰められると、まず説明を探す。シスターとして振る舞うことが、彼女にとっては防具でもある。
口調は終始ていねいだ。乱れるときも、乱れ方が「祈りに戻る」という形を取る。声を荒げる代わりに、祈祷文の語順が崩れていく。淫語を口にする場面でも、文法的には祈りに似ている。この作品でいちばん怖いのは、彼女が黙ることではなく、祈りながら喋り続けることだ。
登場作品
牝堕ちシスター ~聖女エレーヌの懺悔録~(DLsite / RJ01738355 / 43ページ / 8場面)
この人物の読みどころ
シスターものを読むとき、多くの人は「信心深い人が堕ちる」という落差を期待する。エレーヌの場合、落差は信仰ではなく語彙のほうに現れる。同じ丁寧語のまま、主語が入れ替わり、目的語が消え、祈りの形だけが残る。彼女は最後まで、自分が何をされているかを正しく言えない。
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