ミオ
貨物船の宇宙飛行士。27歳、167cm。記録を取ることで自分を保ってきた人が、記録そのものに書き換えられていく。

- 年齢
- 27
- 身長 / 体重
- 167 cm / 54 kg
- スリーサイズ
- B90 ・ W59 ・ H90(D75)
- 立場
- 宇宙飛行士(貨物船・単独運用)
- 拠点
- 貨物船の生物槽。帰還まで、あと12時間
- 口調
- 報告口調。「開始」「確認」「記録」——語彙が業務用語。崩れると語尾だけ若くなる
「生体サンプル採取を開始します。採否はご自身で選択できます。」
「第1回のご発言を再生します——「ただのサンプル採取」。」
背景
生物槽には、船内の栄養を循環させる「共生体」が飼われている。補充のため、ミオは一人で採取口を開けた。触手は彼女を傷つけない。代わりに、船載AI「MIRA」に記録された彼女の「確認」だけを、少しずつ書き換えていく。
「やめれば止まる」と信じていた。止めるための停止弁には、指が届かない。外部の人間は登場しない。彼女が記録し、槽が応える、その往復だけで物語は閉じる。
性格と口調
記録を取ることで自分を保つ人。感情をデータに変換して飲み込む。危険を認識しても、手順どおりに進めてしまう。長身で、動作は無駄が少ない。宇宙飛行士という立場上、彼女の身体は常に「管理対象」として扱われてきた。だから自分の身体に起きた異常を、まず所見として書こうとする。
口調は報告口調だ。「開始」「確認」「記録」。語彙が業務用語で、感情の語がほとんど出てこない。崩れるときも、崩れ方が業務的になる。語尾だけが若くなる瞬間があり、そこで初めて年齢が透ける。
登場作品
共生槽 ~宇宙飛行士ミオの採取記録~(DLsite / RJ01753681 / 81ページ / 記録体)
この人物の読みどころ
ミオの身体は、物語のあいだずっと計測されている。採取量、槽内温度、生体反応。彼女が自分で書いているはずの数値が、途中から彼女を縛りはじめる。人外の触手は、彼女を壊さない。壊すのは、記録の一貫性のほうだ。
宇宙という閉じた場所で、外部の人間が一人も出てこないこと。それがこの作品の圧力の源になっている。逃げる先が、物理的にも記録の上にも存在しない。
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