アナルと拡張の描き分け
アナルと拡張は、検索でもタグでも同じ棚に並ぶ。だが描く側から見ると、この二つは別の題材だ。アナルは「どこを」の話で、拡張は「どこまで」の話になる。混ぜると、どちらも浅くなる。
場所の題材としてのアナル
アナルの描写で最初に決めるのは、緊張の度合いだ。括約筋は随意筋で、本人が力を抜こうとしても、完全には抜けない。この「言うことを聞かない筋肉」が、この題材の中心にある。
入口は、指一本でも形が変わる。皺の寄り方、皮膚の薄さ、わずかな湿り。潤滑は多めに描く。ローションを使う設定なら、量と伸びを見せる。少なく描くと、痛みの絵になってしまう。痛みを主題にしないなら、潤滑の量で逃がす。
後ろから、あるいはうつ伏せで、腰を上げさせる。この姿勢は、本人が力を入れにくい。顔が見えない構図になるので、表情は肩と背中で補う。
段階の題材としての拡張
拡張は、一度に進めない。指、細いもの、太いもの、という順番を、ページ数として確保する。1ページで2段階進めると、読む側は何が起きたか分からなくなる。
段階のあいだに、休ませる時間を入れる。慣らす、という行為そのものを描く。ここを飛ばすと、ただの乱暴な絵になる。おもちゃを使うなら、太さの違うものを並べて、比較が画面で分かるように置く。
逆アナルという言葉がある。立場を反転させる題材で、拡張とは別の軸だ。混ぜるなら、どちらが主導権を持っているのかを、各ページで固定する。
清潔と浣腸の扱い
浣腸を描く場合、目的を先に決める。準備のための行為なのか、責めの一部なのか。前者なら短く、後者なら段階として組む。どちらでも、排泄物そのものを画面の主役にはしない。うちは、そこを境界にしている。
お尻やヒップの形は、拡張の説明図になりやすい。丸みと影で立体を出し、入口は小さく描く。大きく描きすぎると、身体の比率が壊れる。
角度は、入口の向きで決まる。後ろから入れる場合、腰を上げさせる。この角度だと、器具の先が内壁に当たる位置が見える。横向きなら、上になる脚を抱えさせる。抱えさせると、本人の手が画面に残る。手が残っていると、力が入っているかどうかが読める。
当スタジオでは
発表済みの3作品に、アナルも拡張も入っていない。だからこれは、次の作品のための設計メモだ。入れるなら、8場面のうち2場面を、段階の描き分けに使う。1場面は入口、もう1場面は拡張の途中で止める。最後まで行かないほうが、次に繋がる。
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